赤から青に変わる間に

キスしない?キスしよう。

私が「KinKi Kidsらしいな~」と思うKinKi Kidsの曲5選

はい。というわけで、タイトル通り、2017年12月1日現在の私が「あ~~~わかるわかる!こういう曲、"KinKi Kids"らしい~~~!」と思う曲を5つ紹介する。

ちなみに『KinKi Kidsらしさ』を決定づけたデビュー曲『硝子の少年』については除外してある。

それでは早速どうぞ。

 

カナシミ ブルー

まずイントロからどこか不安気なこの曲。そのイントロの部分を文字起こししたので、是非脳内再生しながら見てみてほしい。

 

♪ウェヨイーウェーウエーーウョーォー (ンドゥドゥドゥドゥ) ウェヨイーウェーーデロリロダカダカダカダン

かなっしーみーにーくちびーるよーせてー!!!!!

 

 

 ……え?何?クセが強すぎて飲み込めない?そうか。噛み切れなかった部分は各自ティッシュに吐き出すなどして処理してほしい。

タイトル通りカナシミに溢れたブルーな曲。たぶん『まだ付き合ってはいるけど彼女の方が気持ちが離れていってることに気づいている男の曲』だと思う。違ったらすいません。

新曲を出す度に「また失恋したのか」と言われるKinKi Kidsらしい曲なのではないかと思う。

 

【たいむ・とらべ・らばーず】

イントロの、冬っぽいシャラシャラキラキラした音がもう既にKinKi Kidsっぽい。

そして最初の歌詞が

澄みわたる夜空をつつむ Crystal

恋がきらめく季節

何度だって僕は誓うよ

星屑に永遠を

なのだが、もうこれだよこれ~~~!!!となる。余すところなくKinKi Kids。開始25秒で既にKinKi Kids。恋がきらめく季節イコール冬だろうし、冬イコールKinKi Kidsだ。

そしてKinKi Kids永遠を誓いがち~~~!!!わかる~~~~~!!!と思わず首がもげそうなほど頷いてしまう。誰に同意してるのかわからないが、とにかく「わかる…」となってしまう歌詞。

めちゃくちゃKinKi Kidsらしいし、こちらまで心が浄化されそうなほどの綺麗な言葉の並びなので、この歌詞は特にお気に入り。

 

99%LIBERTY

『片想いの曲』と言われればどんなイメージだろうか。好きになっちゃった!毎日がハッピー!みたいなイメージもあれば、叶わない片想いで辛い…みたいなイメージもあるだろう。この曲は片想いを歌った曲だと思うが、それらのどちらとも違った感じの曲である。まずは歌詞を見てみてほしい。

サイアクだ あなたは

僕のセキュリティーをかいくぐって

100分の1の

不自由に純愛という罠をそっと仕掛けた

まず恋に落ちたことを「サイアク」と言い切っている。これはなかなかあまり見ないことなのではないだろうか。

続いて「セキュリティーをかいくぐって」「罠をそっと仕掛けた」とある。まるで恋に落ちることが罪なことのように書かれてある。

なんかもうこの恋愛に素直じゃない感じ……めちゃめちゃKinKi Kidsっぽくない?!?!と私は思う。

ちなみにこの後に

愛を喰らった99%LIBERTY

せつないマシンガンでもうズタズタ

甘い毒を飲み干したように

不自由な自由で どうしようもなくなっている

と続くのだが、もうめちゃめちゃKinKi Kids。びっくりするくらいKinKi Kids

ついに恋を「毒」とまで言った。この辺の感じがKinKi Kidsっぽい。

……そろそろ私の語彙力が乏しいことがバレてきた頃合いだろうが、あと2曲お付き合いいただきたい。

 

【エゴイスティック・ロマンス】

その瞬間(とき) 愛が歪んだ

邪悪な恋が目覚めた

終わるように始まっていく

エゴイスティック・ロマンス

開始10秒で愛を歪めた歌手が未だかつていただろうか?

恋を「毒」と形容するのでは飽き足らず、とうとう「恋」の前に「邪悪な」という枕詞さえ付いた。

しかもそれは"終わるように"始まっていくという。普通恋が始まった時って一生この多幸感が続くんだという希望に満ち溢れているもんじゃないの?…と、凡庸な人生を送ってきた私などはつい思いがちだ。

なんだか物騒な曲だが、KinKi Kidsが歌うと自然に聴ける。妙な説得力がある。

キスの首筋に

ナイフ突きつけ合うよな

どうしようもない恋をしよう

なんてロマンチックだろう

この辺とか、ね。物騒でしょ。でも二人の歌声でこの曲を聴くと、ほんと自然に聴けちゃうんだなあ。そこが『KinKi Kidsらしい』と思い、この曲をチョイスした。

 

【愛のかたまり】

お待たせいたしました。キンキファンからもその他のジャニーズグループのファンからも大人気なこの曲。私はこの曲が世界中のあらゆる曲の中で一番好きです。

作詞が堂本剛くんで作曲が堂本光一くんという、KinKi Kidsが二人で、二人だけで作った曲。

もう全編素敵な詞なのでまるっと載せたいけれど、それやっちゃうとマズイので私が特に心に響いたとこだけ。

あまりに愛が大きすぎると

失うことを思ってしまうの

自分がもどかしい

今だけを見て生きていればいいのにね

せーの、わーーーかーーーる~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!

わかる。わかりすぎる。

恋をしたことがある人なら誰でも共感できるんじゃないだろうか。

「今」幸せなはずなのに、その幸せをないがしろにして勝手に暗い未来を想像して不安になる。わかる。あるよね。あるあるすぎるなぁ(遠い目)。

その心情をこんなにも的確に言語化できる剛くんはほんとうに天才だと思った。初めて聴いた時衝撃を受けた。ほんとうに、彼は天才。

そして光一くんの作ったメロディーもまたいいんだわこれが……。切ないピアノの音と切ない二人の歌声がマッチして……。

両想いの曲を作るってなったら、普通は幸せいっぱいの歌詞を書いて、それに明るいメロディーをつけるって感じになりそうなものだけれど、そこをあえて切なくするのがKinKi Kids。そうだよね。一人より、二人の時が寂しいこともあるもんね。

こんなにKinKi Kidsらしさが凝縮された曲はそうそう無いと思う。まぁKinKi Kidsが作った曲なので当たり前っちゃ当たり前なのだが……。

 

以上が、今現在の私が特に「KinKi Kidsらしいな~」と思う5曲である。もし興味を持ったら聴いてみてほしい。

特に『愛のかたまり』は手近なジャニヲタを捕まえればすぐに聴ける曲だと思うので。どうぞよろしくお願いします。